ハードウェア,ソフトウェア,ネットワークを含む利用環境

 対話型電子白板の利用環境は,対話型電子白板とプロジェクタ,パソコンを最小構成として,さらにインターネット,スキャナなどを複合した利用環境で使用される。 1に利用環境の概観図を示す。パソコンの画面がプロジェクタに投影され表示されペンやイレーサを対話型電子白板上で動かすことで,従来の黒板の様に使用される。電子白板上でのペンやイレーサの移動が通信ケーブルを介してパソコンへ伝えられドライバソフトウェアによりマウスの移動やマウスボタンの操作に変換される。パソコン上で動くソフトウェアによって描画やコンテンツの動作などが実現される。ネットワークやスキャナから写真や資料を白板上に取り込むことにより,必要な写真などが瞬時に電子白板上に表示され,その内容を拡大や移動なども電子白板上での操作によって可能となる。さらに保存機能のあるソフトウェアを使用することにより,授業中に電子白板上に書いた内容を保存し次回の授業で続きから行うことや,HTML形式で保存しサーバ上にファイルを複写することにより,その日の授業内容などをインターネット上で閲覧可能となる。

 

1. 利用環境の概観図