本プログラムは,教師が手書きで板書した内容を認識し,清書を行うためのアプリケーションです。別途対応辞書を用意することで,教師が選択した単語の読み方や意味,類義語などを表示させることができます。本プログラムの推奨動作環境はエラー! 参照元が見つかりません。の通りです。
表1. 推奨動作環境
OS |
Windows 98SecondEdition, Me |
CPU |
PentiumV 500Mhz以上 |
メモリ |
128MB以上 |
その他 |
高速なグラフィックカードを推奨 |
専用のインストールプログラムが用意されていますので,「Setup」を実行し,画面の指示に従ってインストールを行ってください。HG教科書体以外のフォントで表示したい場合には,スタートメニューに登録されたショートカットのリンク先を,他のフォントに変更してください。
スタートメニューに登録されている「板書清書ソフトウェア」を実行すると,図1のような画面が表示されます。
図1. 板書清書ソフトウェアの全体図
また,(2)メニュー表示バーをタップすることにより,タップ位置の近くに図2のようなメニューウインドウを表示することができます。
図2. メニューウインドウ
本アプリケーションには,板書モード,清書モード,辞書モードの3種類のモードがあります。各モードは,(5)モード選択領域をタップすることで切り換えることができます。
板書モードでは,(1)板書面全体に自由に板書を行うことができます。また,板書内容の削除は,イレーサや消しゴムを用いて黒板消しの要領で行うことができます。板書の色と太さは,(3)色・太さ選択領域をタップすることで選択することができます。また,色または太さを選択すると,(4)色・太さサンプル表示も,選択した色と太さに変化します。板書面が不足した場合には,(6)スクロールボタンを押すことで板書面全体をスクロールさせることができます。
清書モードでは,選択した手書き文字を認識して清書させることができます。最初に,図3のように清書したい手書き文字を囲んで指定すると,その文字が認識され,図4のように認識結果が表示されます。
図3. 囲みによる清書対象の指定
図4. 認識結果の表示例
文字の区切り位置が誤って認識された場合には,図5の青線のように囲み・区切り・結合ジェスチャを行うことで訂正できます。
囲みジェスチャ(枠の外から入力を始め,1文字分を囲む)
区切りジェスチャ(枠の外から入力を始め,区切りたい位置に線を引く)
接続ジェスチャ(枠の中から入力を始め,他の枠の中へ線を引く)
図5. 区切り位置の訂正ジェスチャ
各文字の認識結果が間違っている場合には,枠の右下にある濃い緑色の部分でタップを行うと,メニュー形式で訂正候補が表示されるので,その中から正解候補を選択します。訂正候補の中に正解候補が含まれていない場合には,枠の中から1文字分の文字を書き直すことで,その文字だけを再入力することができます。
訂正終了後,(5)モード選択領域からモードを選択すると,認識結果が確定され図6のように清書結果が表示されます。なお,一度認識結果を確定させた後に,その文字の認識結果を再修正することはできません。また,認識結果表示中は,板書面のスクロールを行うことができません。
図6. 清書結果の表示
辞書モードでは,対応辞書がインストールされている場合,選択した単語を辞書の中から検索し,該当する読み方や意味,類義語などを表示することができます。清書のときと同様に清書された文字列を囲むことで,図7のように該当する読み方や意味,類義語などを表示することができます。
図7. 辞書内容の表示
対応辞書は,本アプリケーションがインストールされているフォルダの中に,「Dic.txt」という名前で作成します。辞書の入力形式は次の通りです。
漢字(スペース)ひらがな(スペース)意味
(入力例)
社会 しゃかい 社会生活に関する基礎的な知識を学習する教科。